記事には実際に自分が良いと思った物やサービスの広告を行っている場合があります。恐縮!!

働きながら法科大学院に通うことについての体験談

法科大学院の話

皆さんこんにちは、働きながら公認会計士試験に合格し、欲深くも司法試験の合格を目指しているsuiです。

監査事務所が繁忙期のさなか。日中の法科大学院に通ってみた経験で感じたメリット・デメリットをシェアします…!

ちなみに僕は未習者コースという法律の勉強を全くしていない人のコースで入学しました。(白目)経験者コースに合格出来なかった話はいつかやります。

全力で皆さんを法科大学院への道へたぶらかします(道ずれを求めるやつ)

1日のリズムイメージ

未来のダブルライセンサーのために、ノウハウを残したいと思します。

まず普通の法科大学院は基本的に平均2コマあります。最低限の中抜けノルマは3時間です。

ということはどこかでその3時間をカバーしなければいけません。6時半から仕事を開始します。そのためには5時半くらいに起床します。

とりあえず日中抜けることが許される雰囲気を監査チームで育てるために、6時半とか7時くらいにチャットやメールの対応をして

アイツ頑張ってんな…

という姑息な錯覚を抱かせます。実際には稼働時間は皆さんと変わりません。

そして授業の時間になったら颯爽とPCを閉じ、自宅あるいは往査先から離脱します。もはや怪○キッドも青ざめるレベルです。

授業終了後に家か事務所でリモート勤務or往査先に戻り、作業を再開します。

実際は移動時間も含めるとさらに1時間くらい作業が足りていないともうので、19時くらいまで残業することになります。

さて、10時少し前に寝るにしても、終業後には2時間はあります。何をするのでしょうか。

2日に一回くらいの頻度で努力目標であるレポートが発生します。大学は授業料さえ払えば勉強し放題のサブスクなので可能な限りやります。

また、1日の3時間を大学院の授業に捧げていると自習の時間をほとんど確保できなくなります。授業中の学習効率を最大化させるために、人生で初めて「授業の予習」というわけの分からないこともしています。

キツいこと(逆にコレだけ)


体感、働きながらという前提において予備試験経由と法科大学院経由の負荷の総量に差は無いような気がする

予備試験経由は圧倒的な勉強強度が必要になるが、法科大学院は状況のコントロール力を多分に要求される。

とにかく
体を大学院に移動させないといけない。

なんとしても授業のコマは仕事を抜けないといけません。
そのセットアップが結構苦しいです。

具体的には
社内的なセットアップ…社内の人に「自分今日○○時に抜けるんですけど、なんかその時間までにやっといた方がいいことありますか!?」的な余念のないアピールが必要になります。丹念にこなしましょう。やり過ぎてウザがられたら潮時です。

自分は授業の予定を共有予定表にブチ込んで、そっとアピールしています

社外的なセットアップ…大体授業は2限と3限に入っています。つまり朝イチや午前中の早い時間に先方に投げた回答が、授業中の時間に電話で来てしまうことがあります

監査という機密性の高い仕事なので、家や事務所以外で電話することはなかなか躊躇われる結果、授業後に家や事務所に戻る場合は、パソコンと携帯は大学に持ち歩かない決断をしました。

一度大学の授業中にクライアントから着信が入っていることに気が付き発狂しそうになり、やきもきしながら授業を受け続けた経験をしました。

どうせ見ないなら、持ち歩かないほうが精神衛生上いいな…

とパージしました。

あとは電話が来そうな時はあらかじめ、「ちょっと今日午前中に打ち合わせ授業)が…!」と言って、相手の期待値をコントロールしておきます。

逆にイイこと(メリット)

✔️友人の幅が広がる法科大学院にはいろいろな人材が集結します。年齢層も20代、30代、40代、50代と隙がありません。全員バックグラウンドが異なり物事に関する捉え方が違います、なんか話してて面白いです。

自分の知らない世界を知っている人と話すのは脳が喜んでいる気がします。

大学院を卒業して受験期間である5年の間に合格する累積的な合格率は50%以上はあるみたいです。そのため法科大学院の友人の半分以上が法曹になると思うとなかなかに将来も楽しみです
文部科学省のデータっぽいヤツ

とにかく楽しいィ!!



✔️鼻っ柱を叩き折ってもらえる…ここ2年間程度監査法人で働いていましたが、なんか周りからの扱いが「先生」寄りになっていたかもしれません。皆さんも知らず知らずのうちに慢心という種に水を注いではいないでしょうか。

しかし法律の世界では圧倒的素人。この前出した答案は赤文字のコメントまみれで返却されました

激浅知識で教授のところに質問に行ったら、「先ずは教科書を読め」と言われ、友達と法律的な論点の話になった時にインプットが足りなさすぎて、「ヘヘッ…」と愛想笑いすることしか出来ない時間を過ごしたりしてます。

勉強不足の奴には人権が与えられない」という扱いを受けると、また一つ謙虚になれたような気がします。

定期的に敗北しておくと新しいものごとへのチャレンジハードルが下がる気がします。


✔️忙しすぎて仕事の効率が上昇する
数年振りに1日に何を何時間したのか説明できる鋭敏さで1日を過ごせています

この状態になると、
考えても分からない相手の気持ちを考える時間がなくなります。少し時間に余裕があると、僕は後になって「あの人にあの言い方してしまって大丈夫だっただろうか…?」と、1人反省会をしてしまうことがままある性格です。

この「相手の気分を害したくない」や「失礼にならないよう、もう少しクオリティを上げてから提出する」という気持ちは、相手へのリスペクトがあることはもちろんなのですが「自分が傷つきたくない」という気持ちも含まれている論者です。

しかし一定の忙しさに突入してくると気になるのは「いつまでに、何を終わらせればいいのか?」という点だけです。

時間に余裕のある時なんかはメールを5回くらい読み直すタイプです


しかし法科大学院に通うことにより追加のタスクが大量発生します。

そして生まれるのが感情の死んだ業務マシーンです。

仕事よ終われ

そんな気持ちになれます。そして傷つかなくなります。

考えて見てください、後5分で事務所を出て大学に向かわなければなりません。

そんな場面で

「何回言われたら分かるんだ!!この部分の数字は半角だろうがこのゴミムシが!!」

となじられた時に思うことは、「ここを半角にしろってことか」だけです。1分で修正して再提出しましょう。「やっぱり俺はダメな奴だぜ…」なんて感じている暇はありません。

人間ヒマな方が自分で勝手にストレスを増大させてしまうような気がしています。仕事以外のタスクを詰め込みましょう。


複数の集団に所属することでメンタルが安定する
仕事でミスったり、職場の人間関係で悩むこともあるかもしれません。ところが法科大学院に通うことにより、将来の飯の種を学び、利害関係のないフラットな関係を築く時間が週20時間程発生します。

俺の価値って職場だけじゃ決まらないんだな

ということを実感できます。

所属する集団の数が増えるほど、一つの集団への依存度が下がる

少し寂しい気がしますが、仕事をする上でのメンタル状況としてはなかなか適していると思います。


ごめん4個だったわ

まとめ

✔とにかく時間のコントロールが難しい

✔それ以外はいいことばっかり。友達もできるし仕事でストレスを感じる暇もない

✔苦労総量は予備試験も法科大学院もイーブンなんじゃないかと思った