はじめに+自己紹介

始めに読んで欲しい記事たち

みなさん初めまして、税理士法人で働きながら短答と論文に合格したsuiといいます。
このブログは主に、
働きながらの受験をしている人と、これから働きながらの受験を考えている人向けに向けて作成しています。

働きながら受験していた時、狂ったように社会人受験のブログをあさっていました。まだまだ働きながら合格するときの勉強法やメンタルなどの参考になるブログの数が少ないと感じたので、実際に受験当時何を考えていたのか、合格を振り返っての僕の考えをブログにしてみることにしました。

この記事では
どんな人が書いているの?
働きながらの受験ってどうだった?
成績どんな感じだった?

そういった疑問に答えていきます。


なお、合格時の累計勉強時間は
財務会計論…1649時間
管理会計論…916時間
企業法…510時間
監査論…405時間
租税法…184時間
経営学…128時間


でした。

簡単なプロフィール

概要令和3年度論文式試験に合格しました。
最初は公認会計士の存在などつゆ知らず、一般の事業会社に就職し辛酸を舐めていました。

社会人を2年務めたところで「このままじゃやばい…」と思って会社を辞め、公認会計士の勉強を始めました。この時は簿記2級は持っていました

僕の公認会計士試験生活は2年3か月に及んだわけですが、塾講師のバイト(1日6時間で週6)しながら8ヶ月無職で7か月税理士法人で働きながら1年といった感じになっています。

短答式試験3回、論文式試験1回受けてます


もう少し詳細な自己紹介:社会人で営業として働いていたのですが、全然上手くいきませんでした。日本営業ランキング1500万位くらいだったと思います。偶然M&A案件で企業価値を計算する業務をしたのですが、税理士に肩書で敗れます(当時の主観)。これでは人生有資格者に蹂躙され続けるだけだと思い、公認会計士を目指すに至ります。24歳の初夏でした。

話が前後しますが、公認会計士試験の挑戦の直前に結婚してます。結婚→退職→公認会計士の勉強スタートという感じでした。このことから、バイト+無職は受験1シーズンまでと妻と決めていました。アルバイトをしながら1度目の短答式試験では惨敗2度目の無職時代(ヒモ時代)も合格に届きませんでした

不合格だったので約束通り働かなくてはいけません。どうせ仕事をするなら労働時間が短い仕事orヒマでこっそり隠れて勉強できそうな仕事or試験合格に結びつきそうな仕事と思って就職活動を行いました。

この際に面接時点で公認会計士試験の合格を目指していて、基本定時に上がりたい旨を伝えて就職活動を行い税理士法人に拾ってもらいました。

就職後簿記1級に合格したのち、2021年の5月短答式試験に合格。2021年8月の論文式試験に合格しました。

働きながらの受験に関して

受験環境:就業時間8時~17時。年間休日114日。給与額面23万。仕事は80%以上の確率で17時30分までには上がれていました。年間休日から分かる通り、月に1~2回土曜日がありませんでした。試験休暇はなく、短答・論文直前に3日間の有給休暇を取得したくらいでした。

働きながら合格狙うなら労働条件がとても大事(休日に関しては詰め切れていませんでした…)


勉強スケジュール週に40時間目標。平日は4時間が最低目標。初めは終業後に勉強を…と考えていましたが勉強の能率が悪かったので、4時半に起きて5時には勉強をスタートし、始業前に1日の勉強の7割を終わらせておくスタイルでした。

勉強方法:大原でしたが日中の答練は当然受けれませんでした。また授業を聞く時間の余裕さえなかったので基本的に答練をひたすら繰り返していました。

メンタル面意外にも辛くなかったです。正社員で働いているため金銭面および、対外的な世間体などに対する不安が無職時代と比べ軽減されたため、悩みと言えば勉強時間が少ないことくらいでした。

成績の推移は?


成績の推移
1回目短答(アルバイト時代)
✔企業法60点
管理会計論59点
✔監査論75点
✔財務会計論68点
合計262点(52%)※ボーダー57%

2回目短答(無職時代)
✔企業法70点
管理会計論52点
✔監査論75点
✔財務会計論112点
合計309点(61%)※ボーダー64%

3回目短答(税理士法人時代)
✔企業法70点
管理会計論62点
✔監査論60点
✔財務会計論172点
合計364点(72%)※ボーダー62%、上位5.4%の位置で合格

1回目論文(偏差値)
会計学53-1000位台
監査論63-100位台
企業法56-700位台
租税法47-1300位台
経営学51-1000位台
総合偏差値53-900位台

論文合格時点で3792時間勉強してました


働きながらで感じたこと成績は働きながらでも伸ばせます。逆に時間が限られているので「この勉強は本番で点数に結びつくのか…?」という疑問を常に持つようになり、勉強の取捨選択の感性が磨かれます。勉強は質×量とよく言いますが、無職の時代と比べ勉強の質は働きながらの方が高かった為、勉強に専念してた時と比べても8割くらいのクオリティは保つことが出来てたように感じました。

最後に

働きながらの受験は気合さえあれば全然辛くありません。社会的地位や金銭面の安定が保証されているからです。また、時間が限られている分、勉強の質も高水準で保たれます。唯一のビハインドは絶対的な勉強時間の確保の難しさのみです。その勉強時間の確保に関しても月に160時間の勉強は現実的に可能です。2年もすればかなり現実的に合格が見えてくるはずです。

皆さんが考える以上に働きながらの勉強は合理的です。

このブログでは実際に働きながら合格するにあたってのコツや考え方、また就活や、試験合格を目指すにあたって入るべき会社の条件などを書いていこうと思います。

毎年働きながらの合格者は100名前後ですが、僕の下に400名程度合格者がいたことを考えても、
社会人合格は毎年300名~400名程度のポテンシャルはあると思っています。

公認会計士試験に合格すると人生が変わります。自分のために本気で頑張ってみてください。

↓ざっくり最初に読んでみて欲しい記事たちです