皆さんこんにちは、2021年に公認会計士試験に合格したsuiと申します!
高校生という若さでありながら公認会計士という資格に興味を持ってくた将来有望なあなたの為にこの記事作成しました。
公認会計士は社会的地位・年収・働きやすさ(個人として生きていきやすい)すべてを兼ね備えた資格です。
この記事を読んだ人と将来に公認会計士界隈で出会えるたら最高にうれしいです。
なお、高校生のうちに公認会計士試験に合格した猛者もいるみたいです…!
【初めに】公認会計士って何をやるの…?
監査をやっています。
とはいえ監査の具体的な内容をイメージするのは難しいので例を挙げてみると
やっていることのイメージは、お父さんの給料をどうにか調べるみたいな感じです。
お父さんはもしかしたら自分の給料を多めに言って見栄を張っているかもしれません。また、自分のお小遣いを減らされない為に少なく言っているかもしれません。
真実の(っぽい)金額をどうにかして調査するのが監査です。
方法としては、
①お父さんから給料の明細を見せてもらう(証拠の入手)
or
②お父さんに正直な金額を教えてもらう(ヒアリング・質問)
or
③ほかの家族のお父さんの給料を聞いて、推理してみる(情報の分析)
こんなところが考えられます。こうして監査をした結果「お父さんの給料は〇〇円に違いない」と思えたら監査終了です。
実際にはこれを数十回以上行って、会社が提出している財務データが全体的に正しいのかを確かめるのが監査です。究極的には何とかして真実の数字を把握することが目的なので探偵に近いかもしれません。
↓の記事でも監査という仕事について説明しています
公認会計士ってどうすればなれるの?
公認会計士試験に合格すればいいだけです。年齢の制限はありません。この記事を読んだすぐ後に試験に申し込めます。
公認会計士試験は2回戦方式です。
【1回戦 短答式試験】
先ずはマークシート形式の短答式試験というものに合格しなければいけません。この短答式試験は5月と12月にあります。
なお短答式試験の合格率は各回10%程度でガッツリと絞られます。多くの人がこの1次試験が最も厳しかったと言います。
なお科目は
①企業法(会社の運営に関する法律)
②管理会計論(経営的視点の計算科目)
③監査論(監査手法やどんな不正に気を付けるべきか等を学びます)
④財務会計論(日本最高難易度の簿記試験です)
【2回戦 論文式試験】
毎年8月に開催され、
短答式試験に合格すると受験できます。なお一度短答式試験に合格すれば3回まで挑戦できます。
受験科目は
①会計学(財務会計論と管理会計論が合体した科目)
②監査論
③租税法(税金に関する総合的な問題)
④企業法
⑤経営学(経営理論や株などの投資のリスクリターンを計算する科目)
からなり、3日間で行う地獄の試験です。
合格ラインは論文式試験の受験生の中で偏差値52に入ることです。ざっくり試験を受けた3人に1人が合格します。
こう聞くと論文式試験は割といけそうな感じがしますが、論文式試験は勉強の全国大会です。受験生の上位10%のメンバーに混ざったうえで、更に上位3分の1程度を目指す必要があります。
この論文式試験に合格すれば、一般的に公認会計士試験の合格となります。
年収とか将来性はどうなの?
年収だと働いてから7年~10年くらいで1000万円と言われています。
また、公認会計士はマクドナルドでアルバイトする的な感覚で働くことが出来ます。
その際の時給は最低6000円からです。試しにマクドナルドの時給を調べてみたら1200円でした。
マクドナルドで5時間アルバイトをしているうちに、公認会計士になれば1時間でswitchのゲーム一つ買え4時間遊ぶことが出来ます。
なんなら20代の一般的な社会人が週5日働いて月に25万円くらいですが、公認会計士なら週2日働くだけでも30万以上稼げます。このように給料は抜群にいいです。
【公認会計士の格について】
医師・弁護士にならび、公認会計士を合わせて日本三大国家資格として位置づけられています。
日本の法律にも、高度の専門知識を有する資格として具体的に挙げられています。
公認会計士になるのはどれだけ難しいんだろう?
僕自身は合格までに3792時間勉強しました。
これは
1日10時間勉強したら約1年
1日に5時間勉強したら約2年
1日3時間だと3年から4年の計算になります。
高校1年生から勉強を始めたとしても、合格は大学2年生くらいまではかかると思います。このとてつもない勉強時間を確保することがとても難しい試験となっています。
とはいえ、公認会計士に学歴は全く必要ありません。(就職時も)その為すべての時間を公認会計士試験に充てるのも一つの手だと思います。
下手な大学に行くよりも、公認会計士資格を取るほうが100倍自分の為になります。
↓の記事で公認会計士試験の難しさについて詳しく説明していますので是非読んでみてください。
高校生のうちから出来ることはある?
簿記1級の取得です。
公認会計士試験で最も難しいのが「財務会計論」という科目なのですが、簡単に言うと「簿記」です。簿記1級を取得できていれば会計士試験の40%は終わったようなものです。
簿記ってそもそも何だろう…?という感じだと思いますが、有価証券報告書という会社の分析データを読むための知識です。これに詳しいと株とか投資にとても強くなれます。
↓【モンハンを発売しているカプコンの2022年の有価証券報告書】
↑の画像の中に「ゲームソフト仕掛品」という項目ありますがこれは「ゲームを開発中です」という意味です。この数値が前の年より増加していますが多分モンハンのサンブレイクを開発していたからだと思います。
こんな感じのことを簿記を勉強したら分かるようになってきます。
なんなら簿記1級を取得できた時点で将来安泰なのでぜひ挑戦してみてください。僕自身は合格まで1000時間くらいかかったので。こちらも複数年での挑戦になると思います。
ここから簿記試験の申し込みできるので気になったら見てみて下さい!
簿記1級なんかいいから公認会計士の勉強を始めたい!という人へ
まとめ
・公認会計士とは「監査」を行う職業
・受験資格は無いため、だれでも合格すれば公認会計士になれる
・短答式試験と論文式試験の2段階方式
・合格までには3500時間くらい勉強が必要
・今から勉強を始めるなら簿記1級の合格を目指してみるとよい