【監査法人勤務】公認会計士、学歴意外と関係ある説

監査法人の話


皆さんこんにちは働きながら公認会計士試験に合格したsuiです。

今回は、監査法人に就職するにあたって学歴関係あるのか…?ということについて書いていきたいと思います。

勉強の息抜きにでも是非読んでみて下さい。

この記事はこんな人を想定して書きました

✔学歴自信ないんだけど、やっぱり就職に関係あるのかな…?
✔学歴って関係あるの…?とふと気になった人

結論、就職には関係ないけど、説得力には影響すると感じています

監査法人への就職において学歴は関係あるのか…?

就活には全く関係ありません。

公認会計士試験そのものが学歴フィルターのようなものです。

正直70%~80%くらいの人は希望通りの法人に内定をもらえると思います。

監査法人の就職においては、やらかさない限り合格する減点方式です。言葉遣いが少しおかしいとか、性格が内気そうとかは落ちる要素になりません。

例えるなら面接にサンダルで来るとか金髪でくるとか、そんなレベルでなければ大丈夫です。仮に落ちたとしても相手の法人側に見る目が無かったと思って次に行きましょう。

監査法人に入ってからはどうなの?

正直関係あると思っています。


①【試験で学力至上主義に価値観を染められる
僕自身は上場企業→税理士法人→監査法人というキャリアなのですが、転職を経るごとに学歴の影響力が増してきていると思います

これは専門職の世界に入っていく過程において、

とにかく試験を突破しなければいけない為、自然と試験で高得点を取れる=偉いという考え方になっていくためだと思います。

②【学力に自信がある人しかいない

また、よっぽど苦労した人ではない限り、難関試験を突破したということで「学力に一家言ある人」が監査法人に集まっています。これはスポーツで例えるなら社員全員が甲子園に出たことあるみたいなものだと思います。

結果、勉強・学歴の話が共通言語として強力な力を発揮しやすいという側面もあると思います。

久しぶりに実家に帰ったときに親に「理屈っぽくなってきたからもう少しバカになったほうがいい」と言われ衝撃を受けました。

税理士法人の時の話
なお、税理士法人の時は顧客に聞かれることが多く、監査法人だと上記の理由から社内で話題に出る頻度が多いと感じています。

これは税理士事務所の顧客は直接お金を払う社長ですが、税務や会計のことなどほとんど何も分からない人も多く、その中で自分でも相手の有用性を計れる指標というものは学歴くらいしかないからだと思います。

税理士事務所を開いて独立する場合、学歴は相当重要なのではないかと感じました

手術をしてもらうなら、よく分からない大学卒ではなく、東大卒の人にしてもらいたいと多くの人が感じるのと同じ理由だと思います


学歴が力を発揮するシーン
社内で論点を戦わせるとき公認会計士で重要なのはともかく論理性です。その主張が会計方針や監査基準に照らし合わせて強度が高い案が採用されます。その際に、その発言する人の学歴が説得力に1割程度補正をかけているような感覚があります

個人的には相手の方が東大・京大・とかの最強国立大学系の人とは議論する初めの段階で「まあ、相手の方が多分筋道が通っているんだろうな…」と心の奥底では思ってしまっています。

これもシンプルに自分自身も最初に述べたような理由から「学力」に対してかなりの信仰心を抱いていしまっているからだと思います。ある種実力主義とでもいうべきでしょうか、とにかく監査法人では頭のいい人が偉いという風潮はどの法人でもあると思います


社外に対して…体感としてパートナーは学歴が大事なんじゃないかと思っています。正直監査の上手い下手なんて、相手は分からないと思います。(正直僕も分かっていません…)例え監査を受けたとしても分からないと思います。いわゆる信用財というものです。

このような状況において、相手が優れた監査人なのかの判断基準なんてもう学歴しかないんだと思います。

だから、社内的にも社外的にも結構パートナーの人は探せばどこの大学卒なのか分かることが多いんだと思います。

なお、現場レベルに関してはお互い監査を終わらせることにフォーカスしているのでお互いの学歴が話題にでることは一切ありません。

まとめ

✔就職においては学歴は関係ない

✔監査法人内の発言力には正直関係ある

✔監査の質が分からない人は学歴など分かりやすい要素で判断するしかない