【主婦・育休中の方へ】副業に「公認会計士」という選択肢

公認会計士について

皆さんこんにちは、社会人で働きながら公認会計士試験に合格したsuiと申します。今日は主婦の方が家計のために何か隙間時間でしたい!といった際に

公認会計士資格勉強はいかがでしょうか…?」と提案する記事です。

おそらくパートや・メルカリ等のせどり・ブログ等を想定して副業を探していた中、高難度の資格をお勧めして恐縮ですが、公認会計士は「子育て中の主婦の方に日本一向いている職業」であると思っています。

これからその理由を説明していきますので、ぜひ読んでみて下さい。

時間の融通良し・給料良し・ストレス少な目と良い条件がそろっています

テレワーク+フレックスタイム制

監査法人の仕事は出勤する必要が全くありません。withコロナとなった2023年でも、みんな当然にテレワークをしています。転職サイトを探すときに「テレワーク可」という条件で絞るかたも一定数いるのではないでしょうか。おそらく監査法人のテレワークが最も理想のテレワークです。

また監査法人はフレックスタイム制です。1日の労働時間は7時間ですが、好きなタイミングで稼働すれば大丈夫です。例えば朝7時からテレワークを初めて15時に上がることや、日中3時間抜けることをしても誰も何も言いません。

仮にお子様を保育園に預けるようになり、熱が出たから引き取りに行かなくてはいけない場合でも、監査法人の場合は「静かにパソコンをスリープモードにすればいい」だけです。
※心配なら上司にだけチャットを入れておくような感じです。

さらに監査法人は1日7時間労働です。労働時間的にもお得です。

給料良し

責任を全く追わないただの作業」であっても最低年収は640万円(40万×16か月分)です。「公認会計士」の資格さえあればどんなに低くても月40万円以上給料が貰えます。
※試験に合格してもすぐに「公認会計士」にはなれません。最初は見習い的な感じで月30万~くらいのスタートになります。

非常勤職員という監査法人のパートタイムでは時給5000円~です。

今後お子様が大きくなった際に、再就職やパートタイムで働く場合、時間単価は1000円~2000円となってしまう可能性もあります。その点公認会計士は下手をするとパートタイムで1日(5時間~7時間)働く金額を家で1時間作業をして稼ぐことが出来ます。

これは「たくさん稼げる」という話ではなくて「自由な時間が増える」ということです。1日7時間働けば35,000円です。「週2回働けば月28万円」です。

圧倒的に人生の時間の使い方が変わってきます。


また、お子様が大きくなるにつれて習い事や教育費で出費はどんどん増えてくると思いますが、普通に働けば年収1000万円が当然に見えてくる職業です(監査経験10年程度)。

全国どこにいても仕事が可能であり年収の根拠は資格ですので、転職をしても年収が下がることがありません。

公認会計士試験に合格すれば、パートタイムで5年間働くのと同じ収入を1年間で手に入れられます。

仕事のストレスが少ない

監査という業務の特徴…先ず監査という業務の特性上こちらの立場が非常に強いです。誤解を恐れずにいうのならば、公認会計士は被監査会社が作成した資料を添削する立場にあるため、仕事でミスをするという概念がありません

特に監査全体を取り仕切る「主査」という役職につかず、目の前の勘定科目の監査を行う作業者として、チームに配属された場合はExcelに「これをやってね!」と記載された手続きを「やらない」以外にミスはありません


完全なる実力主義…世の中の職業では珍しい「ド正論」が通る業界です。年功序列などもなく、「監査基準員会報告書」や「財務諸表規則」などの根本ルールに則った意見であればもれなく全員「確かに…!」といった感じで意見を受け入れてもらえます。

公認会計士の上司は、「規則」であるといってもいいかもしれません


人間関係…監査法人では監査先の会社の分だけチームがあります。よって一定程度以上の監査法人にさえ入れれば、100を超えるチームがあります。作業者としての役割であればそのチームをあなた自身がある程度選ぶことが出来ます。

英語を使うチームから国立大学を扱うチームなど、監査先の分野はもちろん、「この人のいるチームには配属しないで欲しい…!」という要望を秘密裏にチーム編成を決める部署に出すことが出来ます。公認会計士は監査法人内でも立場が強いので、普通の要望なら即時に通ります。

その為「人間的に合わない人と一緒に仕事をするストレスを極限まで減らす」ことが出来ます。また運悪く「この人とはちょっと合わないな…」と思うチームに配属されたとしても一度の配属はMAX10日程度です。そのあとはアサイン担当(チームの配属を決める部署の人)に「あのチームに自分が混ざると、いい監査の輪を乱してしまうかもしれません…」とか、ふんわり伝えておけば、そのチームに配属されることはありません。

このように人間関係に関するストレスも、一般の会社に比べて格段に減ります。

【余談】
そもそも女性の方が監査に向いている説…完全な偏見です、すみません。女性の方が作成した監査調書はとても読みやすいと感じます。監査という仕事は上司に納品する監査調書というExcelのみで評価されます。目の前のことに誠実に、正確に、整理整頓できる人が最も向いているのではないかと思います。

合格して最初にやる作業の記事↓に書いてみました。興味あれば見てみて下さい。

でも育児しながら合格できるの…?について

結論可能であると考えています。
ざっくり必要な勉強時間は3500時間程度です。

2年計画で考えると年間1750時間です。
1週間の目標勉強時間は35時間、
1日なら5時間です。

この時間をいかに確保するのかがポイントです。

公認会計士試験の勉強では、まとまった時間が無いと厳しい科目はありません。計算問題も1問は10分未満で解けますし、働きながら合格した経験から言わせていただくなら「短い時間で区切って集中して勉強した方が効果は高い」と考えています。

働きながら勉強していた時に考えていたことです↓

勉強にあたって想定される問題点
まとまった時間が確保できない…育児の時間はまとまってでは無く断続的に発生します。その為「これから勉強するぞ…!」と決心してから勉強するのではなく、「少し手が空いたらすぐに問題を解く」ということが大事になっていきます。

実は公認会計士のまとまった時間で勉強しなければならない科目はありません。計算科目なら1問解くのに10分程度、理論科目も10分あれば1ページ分は解けます。

②パートナーが不機嫌になる…公認会計士試験の勉強は人間関係をある程度犠牲にします。受かってしまえば笑い話なのですが、勉強中は夫婦間がギスギスしてしまうことがままあります。勉強をスタートする前にパートナーに納得してもらいましょう。

まとめ

✔監査法人は毎日テレワークが可能+フレックス制

✔責任が軽い作業者としての給料が最高レベルに高い

✔チーム制だから人間関係のストレスも自分で減らせる

✔そもそも監査という仕事に向いている女性は多いような気がする

1日5時間の勉強を2年間続けられるかがポイント

繰り返しますが、育児休暇中・あるいは専業主婦の方でも十分に十分に合格できます!子供が寝てくれたり、保育園に行ったり、家事を済ませた後に訪れる貴重な時間を割いてでも目指す価値の十分ある資格です。

特にこの記事で挙げた具体的なメリットをはるかに上回るのが「自分だけはくいっぱぐれることは無いという確信を持てる」ことです。

いくらご結婚していようとも、最終的に自分の人生の責任はご自分しか取れません。これを機に公認会計士目指してみてはいかがでしょうか…!?

実際に監査法人に入ってみてどんな感じだったのかまとめた記事です↓

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