【絶望 後半】短答式試験に2回落ちたときの話

筆者のこと

皆さんこんにちは、働きながら公認会計士試験に合格したsuiです。

今まで前向きな記事を書いてきたつもりですがここで心機一転、短答式試験で2回不合格だった時の話をしていきたいと思います。

こんな感じで落ちたんだな…と勉強の箸休めにでも読んでみて下さい。

こちらは後半の記事となっているので、前半をまだ見ていない方はコチラ↓

2回目の短答式試験

2回目の短答式試験の合格を目指して、再度勉強を始めました。なお租税法と経営学の授業も始まりましたがすべて無視していました。

ちょろっと教科書を開いてみたのですが、短答式試験も受かっていないのに論文式試験の勉強をしても無駄だと思ったからです。

また、短答式に通っても論文式で不合格になったら確実に就職すると妻と約束しており、短答式にさえ通ればトレーニーとして就職できるのではと思ったことも短答式試験に専念した理由でした。


当時の短答式試験の合格のビジョンはこんな感じでした。

企業法85点
監査論85点
管理会計60点
財務会計120点
合計350点(70%)

これが圧倒的戦略ミスでした

企業と監査論は100hずつ勉強したら60点~70点だったので、あと50時間~100時間くらいやれば80点以上は堅いと思ったのです。

そして、1回目の短答式試験で体験したトラウマにより、「計算科目」が苦手だと思い込み6割取れればいいと思ってしまったのです。

ここから地獄の日々が始まります。

大原の直前対策答練(模試みたいな全教科のテスト)の点数が、60点弱から全く伸びなくなったのです

原因は管理会計論が調子のいい時しか50点を超えないこと。財務会計論も勉強してるはずなのに100点前後。企業法と監査論も運が良くてMAX80点のありさまでした。

正直、頭の奥底では「財務会計論をもっとやるべきなのでは…?」と感じていましたが試験まで残り少なく最初の戦略を守るという素敵な響きの言い訳を自分にしながら、暗記科目に逃げ続けます

最終的な模試では上位35%程度の位置におり、合格可能ラインに入りこめていなかった記憶があります。


試験本番
当日の流れはわかっていたので比較的落ち着いていました。試験会場には1番~5番くらいには到着していました。

前日は妻に今までの感謝を伝えるというセンチメンタルなこともしてました。

企業法
100点目指すつもりて暗記してきました。
…がやはり試験本番ともなると問題も難しく感じますし、自分の知識もあやふやな部分が浮き彫りになりなかなか確信をもって答えられる問題がありませんでした。たしか体感確定10問、2択~3択10問くらいになったと思います。

最低限75点、上振れしたら80点台かなとか思った記憶がありました。結果70点でした。


管理会計論
一度経験するとこの科目がトラウマになるくらい皆さん緊張するはずです。僕は直前に心な中で「俺ならできる…」とひたすら繰り返してみました。

理論に関しては少し理解できて来た頃だったので、それなりに自信をもって答えていたような気がします。結果5問正解+解なし1問で35点でした。20分くらい使った。

計算に関しては

1つ目が費目別計算でした。この分野は解ける感覚がなかったので飛ばしました。最後に戻ってきて5分くらいで選択肢を3択まで絞った後適当に解答しました。当たりませんでした。

2問目は個別原価計算、ぱっと見でよくわからなかった為Passした方な気がする。

3問目は工程別原価計算、簡単そうなのでやってみる。なおこの時はまだ仕損じ品の度外視法・非度外視法を理解していない。自分が出した答えはあったが間違えていた。解答を2度見した。10分は捧げた。

4問目、標準原価計算。自信がある分野で、複数の数字を選ぶ形式だった為、正解しやすいと考え着手。正解していた。10分弱くらい使った気がする。この時点で残り20分ちょっと。かなりヒリヒリしてくる。

5問目、直接原価計算、得意だったため着手する。答練の方程式を脳死で使ったような気がする5分くらいで答えが出た。あっていた。この時点で残り時間は15分弱だが、自分の中では計算を3問正解していると思い変な余裕を感じていた。(実際にはこの時点で2問正解)

6問目、製造間接費の伝統とABCの差額を求める問題。この時期は意味が分からなかったので光の速さで飛ばした。

7問目、差額の原価計算問題。この当時方程式を使って解く問題が好きだったので着手してみたら10分弱ですんなり解けた。正解していたこの時点で自分の主観で計算4問解答できており勝利を確信していました

8問目、戦略的意思決定。かけらも分からない。飛ばして1問目の費目別少しやった。

終了時点で、「これは60点超えたのでは…?」と期待に胸を膨らませていました。結果52点でした。(理論6問、計算3問)

監査論
当時の主観で企業法・管理会計論ともにまあまあ出来ていると感じていました。監査論は特に問題なくリラックスして解けました。75点でした。

財務会計論
今までの手ごたえから120点取れれば合格出来ると確信してました(結果的に120点とれていても不合格でした)

結果112点でした…、すいません財務会計論が辛すぎたのかどの問題をどうやったのか全く記憶にありません。覚えていることとしては、試験中ずっと「難しすぎないか…?」と思っていたのと、連結の総合問題のれんしか正解できなかったことです。

結果
ボーダー320点で309点で落ちました。ボーダー下回ったのが分かった瞬間に就職活動を始めます。妻と約束していたこともあり、割とすんなり次のステップに進むことが出来ました。

最初粋がって特記事項に「財務会計に関する一般的な知識があります」みたいなことを書いたのが黒歴史です。

2回とも財務会計論がもっととれていれば…!という感じで落ちたので、次は財務会計論を極めると心に誓いました。

この日ももちろん勝負服で受験しました

まとめ

✔2回とも財務会計論が足を引っ張って不合格だった
✔理論科目は勉強してもそこまで点数が伸びなかった
✔50点後半くらいから60点前半で点数が停滞した
✔2回目不合格後に就職

この経験から↓の記事へ続いていきます

この後税理士事務所に就職するのですがその時に感じたことを記事にしました

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