【短答式試験勉強法】監査論

上手く分けられない記事たち

みなさんこんにちは、公認会計士短答式試験→論文式試験に税理士法人で働きながら合格したsuiです。

今回は監査論に関して書いていきます。
短答式の監査論に関してはなんか分からないけど点数がまあまあ取れる科目だと思います。

この記事では

監査論ってどんな科目?
監査論が理解できない
監査論の点数が伸びない
監査論は何時間くらい勉強すればいいの?
教材は何を使えばいいの?

このような疑問に答えていきたいと思います。

監査論という科目について

皆さんどうでしょうか、監査論意味わかりますか?

僕は監査論の論文式試験を110番台(偏差値63)で突破しました。短答式の受験生を含めて2021年受験生約14,000中110番なので、監査論に関しての実力は超トップ層だったと思います

この後の話をしたいがための自慢です



監査論、意味が分からないまま合格しました。僕でこのざまです。99%の受験生は雰囲気で監査論を解いています

例えば、リスク評価手続きと内部統制の整備評価の関係。実証手続きと運用評価手続きの関係。継続企業の前提と監査報告書の記載方法の論点がどのように関係しているのか、1ミリも分からないまま、短答式試験当日・論文式試験当日を迎えました

試験合格後に実感した結論監査論に深い理解は必要ない。なぜなら全員監査論を分かっていないから。監査論を分かっている風な人も分かってない。とにかく時間がない社会人受験生にとっては気合で暗記してれば最低限の点数が確保できる科目です。

なんなら論文式でも理解はそこまで必要ないと考えています。こちらは論文式対策の記事で書きます。

監査論の点数の伸ばし方と勉強時間

勉強時間の推移と点数

1回目短答式…70点累計95時間

2回目短答式…75点累計165時間

3回目短答式…60点累計235時間

上記の通り、投入した勉強時間が見事に点数に結びついていません

これは、監査論を高得点で安定させるには高度な監査に対する理解が必要なためです。

監査法人に就職して数か月程度経ちますが、監査計画の策定のプロセス一つをとっても、重要性の基準値の設定、企業環境の理解、不正リスクへの対応、内部統制の評価等、様々な仕組みが複雑に絡み合っています実務を通してすらこの考え方が一定のレベルに達するのに2年程度はかかりそうな感じがしています。

しかし僕たちは時間の制約上、時間をかけすぎることなく点数は欲しいという悩ましい状況にあります。そのような状況の中、監査論に時間をかけすぎる必要はありません。上記の投入時間と点数の関係を見ていただければ分かると思いますが、テスト直前2ヶ月で100時間程度突っ込めたら、60点~70点は見えてきます

例によって、授業はほとんど受けていません。内部統制の4つの目的くらいまでなら授業を見ました。授業を数十時間受けるくらいならその時間で答練を丸暗記したほうが本番点数が出ます

言葉尻が少し変化すると一気に答えが分からなくなりますが、監査論の短答式は「こう問われたら、こう答える」レベルでの勉強でも十分何とかなります。

勉強方法について

各予備校が作っている答練を行いましょう。適宜答練はバラバラにして同じ論点ごとにまとめるのがおすすめです。

その際にミクロ的な論点を確認するために教科書を確認するのは良いのですが、変に全体像を理解しようと手を広げすぎないように注意して下さい

僕も30時間程度全体像の把握のために時間を費やしましたが、実務を知らない以上、各々の基準の意図や結びつきを結局把握することが出来ませんでした。授業を聞いても同様です。

意味が分からな過ぎて学問そのものにキレ始めたら合格は目前



結局、ミクロ単位で「会社法と金商法の間に発生した後発事象は開示後発になる」くらいの把握で大丈夫です。

もしもう一度受験生をやり直せるなら、メルカリで過年度の答練を集めて、自分の予備校の答練が始まったら逐次混ぜて使っていきます。※授業は受けません分からないところは友達に聞きます

最後に

✔監査論は60点~70点目指すくらいの気持ちで。
✔監査論はみんな分かってないから割り切っていこう。
テスト直前に100時間も勉強できれば十分。
理解を目指しすぎない。特に「理解する」と言って教科書をじっくり読み始めたら要注意

以上、短答式監査論のまとめでした。
正直監査論はよくわからない科目です。時間を投下してもリターンがあまり見込めない科目です。あまり付き合いすぎないことを気に留めてみてください。