「いまさら?」と被監査会社から言われた時の話【ニッチ】

監査法人の話


皆さんこんにちは働きながら公認会計士試験に合格したsuiです。

なんか色々あって社内的には1社の主査的ポジションになりました。

主査枠としての一発目の監査だったので、先輩・上司から目を皿のようにされて査閲を受けた結果、金額的にはそうでもないから例年スルーされてた絶妙な論点が発掘されてしまったときの話です。

ポジティブに考えると、担当者の変更は監査の質の向上に繋がるとも考えられる…(白目)

突然の自分語り

この後の流れに続くので、ここで語ります

僕は事業会社に入社したて、22歳のときクソ野郎でした

①引き継いだばかりの会ったこともない、与信状態が悪い取引先に行って「このままじゃ経営成績不味いんですけど、何か経営戦略とか考えていますか?」とド直球で取引先の事務長に伝えてブチ切れられる。(結局2日間ほぼ丸々話すことになって逆に仲良くなりました)

②契約に関して取引先の業者と言った言わない事件に発展して電話口で怒鳴り合う。(こっちの主張が交わした契約書に盛り込まれており、なんとかなる)

③なぜかお客様に対して「僕の方が詳しいですよ!」と謎の無意識マウンティングをかましブチ切れられる。その後担当を変えてくれと苦情の電話が上司に入り会社内で号泣した。(死ぬ気で謝罪し担当は継続させてもらった)

協力関係にあったはずの会社と何故か仲たがいし、コンペで全力で競う羽目になりかける。電話口で仲良かったはずの取引先から「俺、本気で勝ちに行きますけどいいんですね?」とか漫画みたいなこと言われていました。(上司と一緒に詫びに行き関係は修復された)

思い返すだけで胸が…

人に主張を伝えるということ

何がいけなかったのだろうか?

シンプルに伝え方だと思う

①に関して言えば数値が示しているので間違いない。当時の会社では融資とかもしていたので経営成績が悪かったら、今後どうしていくつもりなのか把握して上に報告を上げなければいけなかった。

②に関しては、辞めた先輩から引き継いだ案件だった。その先輩の口約束なんて確かめようが無いから契約書に記載の内容でごり押した。

③・④も自分なりには筋の通っている主張・行動をしたつもりでしたが相手との関係性は最悪になった

伝える内容だけでなく伝え方も結果に影響するということを数多の失敗から感じ取った

そんな経験があったので、割と人にものを伝える時は表現の仕方を気をを付けるようにしている

今回の処理は比較的にスムーズに処理できたので、備忘がてら是非みんなも参考にしてみて下さい。

【本題】”いまさら”論点を話す際に気を付けること

今までの誤りを経理責任者の中で消化(昇華)出来るような流れを意識する

これに尽きます。このセットアップを全力で行います。こちらの主張が合っており、究極的には相手が折れざるを得ない局面という前提において、



相手先の経理責任者はその会計処理およびその数値を算定するための作業に時間を割いてくれていたor部下に指示していたという歴史を軽視しないように気を付けている

僕たちにも、いわゆる「間違った勉強方法」や「仕事でミスをして痛い目」はなどの失敗した経験は幾度となくあったと思います。

この数多ある自分の人生でミスってきたことの中で人に話せるようなエピソードとは、「良くも悪くも自分で消化(ミスった経験の昇華)して納得できたもの」だと思います。

勉強の例で行くと、何年間もその勉強方法でやってきたのに、急に他人に「その勉強方法間違ってるよ、ほらこの大学の論文に書いてあるじゃん」と言われ直ぐに勉強方法を修正するのはかなり難しいハズです。

しかしその指摘を受けた後に、自分なりに色々勉強方法を調べてみて、試しに勉強方法を変えてみると成績が一気に伸び、試験に合格しました。ではその人にとって間違った勉強方法をしていた数年間は無駄だったのでしょうか

客観的にみたら無駄にしていた数年間も、本人にとっては意味のあるものになっていると思います

このように、相手方がミスっていた事実ということを伝える時には、そのミスっていた時間に意味を与えるような働きかけが重要になってくるというのが僕の考え方です

【本題その2】具体的な手段

真正面から「これが正解です!今までは間違いです!」スタンスで行かないように気を付ける

→真っ向から今までの相手の歴史が間違っているスタートを切ると、議論の前に、

羞恥心…今まで間違っていたことを相手に指摘されている
慣性…今までやってきたやり方を変える必要が生じ、どのようなタスクが生じるか想像できない為、このままでいきたい気持ち
怯え…実際に手を動かしている部下に無駄な作業をさせてしまっていたのではないかという気持ち。そして部下からどんなリアクションが来るのかも気になる気持ち。
怒り…なんか言い方がシンプルにムカつく

この辺の感情がぐちゃぐちゃに混ざり合って、始めのうちは議論にならない可能性が高いからです

多分自分が言われる側だったら同じ感情になる気がします。相手の気持ちに寄り添っていこう

よって、「ここなんですけどもしかしたらこうなる可能性があると思ったんですけどどう思いますか…?」スタンスを最もおススメします…!

狙いは以下の通りです。

✔実際に変更することになる場合に発生する作業を明確化することで、相手が行うべき作業をイメージしてもらい、修正への心理的ハードルを下げる

✔主体的に動いてもらうことにより本人の納得感を確保する


これで、比較的穏当に、こちら側が着地させたい結果を狙っていけると思っています。

まとめ

✔結構大きめの誤りを指摘するときは指摘を行う前に一度伝え方を考える

✔理想的には「いやあ、あの時の処理頑張りましたねぇ!」とネタにできるくらいラインを目指す

✔そのために、本人にとっての納得感が得られるような流れを意識する

✔とにかく気持ちが大事